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2014年2月23日 (日)

御苗場Vol.14について-2

今回の御苗場は、前回までのように
CP+展示ホール内の一部を使ってではなく、
2Fのアネックスホールへ場所を移しての
開催となりましたが、場所を分けた場合の
メリットデメリット、すなわち
写真だけをじっくり見られる空間作りが出来る一方、
人の流れが無くなる事による来場数の低下も
予想されたので、どう転ぶかわからなかった
のですが、個人的にはとても良かったと思っています。

もちろん前回のような、ブース周りのついでに
ちょっと見ていく人、企業ブースは人が多いから
とりあえず御苗場会場に逃げてきた(笑)と
言うような人の流れであっても、
それがきっかけで、自分も出してみようと
次の回への出展に繋がった人もいるでしょうし、
私も一昨年の御苗場で、たまたま通りかかった
オーストラリアの人から「この御苗場に出すには
どうすればいいのか」という
事を細かく聞かれて、いつか隣のブースで
やりましょうとか軽口を交えて
話したりした事もあるので、
展示会場内での開催はそれはそれで
いいものだと思うのですが、
その一方来場者数があまりにも多く(笑)、
立ち止まって見る事すらままならない状況や、
数が増えるとどうしても出てくる
作品への接触やブック持ち去りなど
会場のゆとりやマナー低下等、
そこから来る出展者や閲覧者等会場全体
がすこし煮詰まった雰囲気になってしまって来ていた
問題にも直面していた事を考えると、今回の別会場は
いい方向に作用したのではないかと思います。

秋に関西で開催されている関西御苗場は、
御苗場の為に会場を用意して開催され、
一昨年までは週末等には入場料も必要な
イベントで、特にその一昨年まで開催されていたギャラリーは
出展者にとっては雰囲気ロケーションは最高だったのですが、
見る側にしてみると交通至便とはいいにくい場所にあり、
見るにはそれなりの労力が必要だったのですが、
その労を惜しまず見に来てくださっているからか、
出展者との交流や、作品を楽しんでいる
いい意味での緊張感が凄くあり、横浜と関西の
どちらの御苗場の雰囲気が好きかと問われれば、
上記の理由から迷わず関西と答えていたのですが、
今回の御苗場の雰囲気は、かなりその関西に近いものでした。
まさに写真を見る為に足を運んだ人の空間、
というものになっていたと思います。
たった1フロアの違いでも(笑)こんなに雰囲気は
変わるのかと驚きましたが。

今回の御苗場来場者数は9200人、
土曜日が開催されなかった反動か、
最終日には半数以上の5000人もの
来場者があり、日曜日は凄まじい混雑でしたが、
それでもあちこちでじっくり写真を見る人達、
知り合いや仲間と話しこむ人達が殆どで、
前回まで多数いた、作品を見ずに単に通り過ぎる人達
が殆どいなかったように見えたせいか、
酸素が少なく苦しいながらも(笑)、
素晴らしい空気だったと思います。

以前より、関西の雰囲気を関東の規模でやったら
凄いだろうなあと思っていましたが、
その可能性の一端を垣間見た気がしますし、
この先関西のような単独開催を、
関東はもとより東北、北海道や九州でも
小規模ながらやっていくのも
いいのではないかなと思っています。

もっとも、御苗場の魅力の一つに、
セレクトされた後の次の道が開かれる
というものがあり、それが今日の御苗場の
メジャー化に繋がっているとも考えられ、
地方開催を多数やるとなると
そういうチャンスをゴロゴロ用意するわけにも
行かないと思うので(笑)、
パッと見の魅力は半減するかもしれませんが、
御苗場の一番の魅力は出した者にしかわからない
出合い(人と人、作品と人、作品と作品)に
あると思うので、その原点に立ち返れば、
日本のあちこちでかなりいい効果を
あげられるのではないかと思います。

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