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2014年2月

2014年2月23日 (日)

御苗場Vol.14について- 3

さて、今まで散々前向きっぽく書いて来ましたが
実は今回出展した作品のコンセプトは
それとは正反対で(笑)、「孤独」がメインテーマでした。
大きな写真の白い方は試行錯誤等の焦燥からくる孤独、
黒い方は居場所を見つけられない孤独、
背後の一枚は、広大な海に降る無限の雪で
ちっぽけな力では抗いようの無い現実、
それらはブック「孤雪」の最後の一枚、
刹那的な安らぎに集約されるという
流れを作ってみました。
残念ながらそのコンセプトを
見抜いた方はいらっしゃらなかったようで、
表現の至らなさ他を痛感していますが、
その一方、様々な感想を頂き、
思わずドキッとするような
見方をされている人もいて、
人のものの見方の多様性の凄さも感じました。

それから、今回印象に残ったのは、
「カメラはなにを使っている?」
「レンズはなにを?」
「絞りや感度、シャッタースピードは?」
と言った質問がほぼゼロで、
光の当たり方や足跡の伸び方、
構図的や展示の意図や全体のバランス等、
作品としての写真の質問が多かった事です。
私も、少しは作品として見て頂ける
写真を撮れるようになったのかも
知れないなあと、内心喜んでおりました(笑)。

また、今回は今までで一番たくさんのコメントを
頂きました。いつもこれが活動の
原動力の大きな一つなので、
(負け惜しみではなく(笑))、これは
賞を頂く事より、自分の中では
大きな成果だと思っています。
この先、どういう写真を撮るように
なるかわかりませんが(笑)、
本質的な部分では今までも
そうであったように、人様から受けても受けなくても、
独りよがり上等でブレずにいようと思います。

御苗場運営のスタッフの方々、
テラウチマサトさんをはじめとする
レビュアーの方々、
ご覧頂いた、特に色々話やコメントを
してくださった出展者来場者の方々、
皆様どうもありがとうございました。
またの機会を楽しみにしております。

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御苗場Vol.14について-2

今回の御苗場は、前回までのように
CP+展示ホール内の一部を使ってではなく、
2Fのアネックスホールへ場所を移しての
開催となりましたが、場所を分けた場合の
メリットデメリット、すなわち
写真だけをじっくり見られる空間作りが出来る一方、
人の流れが無くなる事による来場数の低下も
予想されたので、どう転ぶかわからなかった
のですが、個人的にはとても良かったと思っています。

もちろん前回のような、ブース周りのついでに
ちょっと見ていく人、企業ブースは人が多いから
とりあえず御苗場会場に逃げてきた(笑)と
言うような人の流れであっても、
それがきっかけで、自分も出してみようと
次の回への出展に繋がった人もいるでしょうし、
私も一昨年の御苗場で、たまたま通りかかった
オーストラリアの人から「この御苗場に出すには
どうすればいいのか」という
事を細かく聞かれて、いつか隣のブースで
やりましょうとか軽口を交えて
話したりした事もあるので、
展示会場内での開催はそれはそれで
いいものだと思うのですが、
その一方来場者数があまりにも多く(笑)、
立ち止まって見る事すらままならない状況や、
数が増えるとどうしても出てくる
作品への接触やブック持ち去りなど
会場のゆとりやマナー低下等、
そこから来る出展者や閲覧者等会場全体
がすこし煮詰まった雰囲気になってしまって来ていた
問題にも直面していた事を考えると、今回の別会場は
いい方向に作用したのではないかと思います。

秋に関西で開催されている関西御苗場は、
御苗場の為に会場を用意して開催され、
一昨年までは週末等には入場料も必要な
イベントで、特にその一昨年まで開催されていたギャラリーは
出展者にとっては雰囲気ロケーションは最高だったのですが、
見る側にしてみると交通至便とはいいにくい場所にあり、
見るにはそれなりの労力が必要だったのですが、
その労を惜しまず見に来てくださっているからか、
出展者との交流や、作品を楽しんでいる
いい意味での緊張感が凄くあり、横浜と関西の
どちらの御苗場の雰囲気が好きかと問われれば、
上記の理由から迷わず関西と答えていたのですが、
今回の御苗場の雰囲気は、かなりその関西に近いものでした。
まさに写真を見る為に足を運んだ人の空間、
というものになっていたと思います。
たった1フロアの違いでも(笑)こんなに雰囲気は
変わるのかと驚きましたが。

今回の御苗場来場者数は9200人、
土曜日が開催されなかった反動か、
最終日には半数以上の5000人もの
来場者があり、日曜日は凄まじい混雑でしたが、
それでもあちこちでじっくり写真を見る人達、
知り合いや仲間と話しこむ人達が殆どで、
前回まで多数いた、作品を見ずに単に通り過ぎる人達
が殆どいなかったように見えたせいか、
酸素が少なく苦しいながらも(笑)、
素晴らしい空気だったと思います。

以前より、関西の雰囲気を関東の規模でやったら
凄いだろうなあと思っていましたが、
その可能性の一端を垣間見た気がしますし、
この先関西のような単独開催を、
関東はもとより東北、北海道や九州でも
小規模ながらやっていくのも
いいのではないかなと思っています。

もっとも、御苗場の魅力の一つに、
セレクトされた後の次の道が開かれる
というものがあり、それが今日の御苗場の
メジャー化に繋がっているとも考えられ、
地方開催を多数やるとなると
そういうチャンスをゴロゴロ用意するわけにも
行かないと思うので(笑)、
パッと見の魅力は半減するかもしれませんが、
御苗場の一番の魅力は出した者にしかわからない
出合い(人と人、作品と人、作品と作品)に
あると思うので、その原点に立ち返れば、
日本のあちこちでかなりいい効果を
あげられるのではないかと思います。

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御苗場Vol.14について-1

CP+2014で開催されていた御苗場Vol.14、
おかげさまでつつがなく終了する事ができました。
今回は写真を3枚、2枚の直貼りに
大きな写真を壁紙として1枚、展示させていただきました。
壁紙はA4サイズの用紙を112枚ほど貼り合せたのですが、
貼り始めた当初頻繁にズレが生じたりして、
幾度か心折れそうになりましたが、
始めた以上後には引けないという強迫観念(笑)、
予備が3セット分あるという安心感、
なにより、せっかくの実展示、PC画面上では
表現できない展示をしたいという、
今回出展の一番の考えがあり、なんとか
完成にこぎつけました。
全て貼り終えたときはあちこち
貼り漏れがあり、やってしまった・・と
思ったのですが、地道に修正貼りを
していくと、なかなかいい感じに
仕上がったので、一安心でした。

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個人的に御苗場で一番楽しい日は、
祭りの前とも言えるこの設置の日であり、
今回は朝一から時間終了まで
図らずも堪能してしまったので、
朝殆ど人がおらず何もない静かなホールに、
段々と色んな話声や作業の音が増え、
また最後には静かな空間に戻る、
しかしその場所は朝とは全く違う
装いの空間になっている、という
この一連の流れは、まるでひとつの作品を
見ているかのような感覚でもありました。
(続く)

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2014年2月13日 (木)

CP+2014 御苗場に出展しています

先日、昨年の今頃と同じく冬の北海道に
撮影に行ってきました。
今回はことのほか天気の穏荒が激しく、
ハードながら撮りがいのある撮影となりました。
都市間は列車で移動し、
レンタカーで撮影して周るという
スタイルだったのですが、道東の方、
特に釧路や標茶近辺は例年にないほど
雪が少ないらしく、畑の土が所々
見えている状態で驚きました。

今回はリコーのTHETAも持って行ったのですが、
標茶町にある多和平という牧場キャンプ場の
風景をTHETAで撮影し、GoogleMapに登録
いたしました。よろしければご覧ください。
多和平
この多和平という場所は昔から好きで、
キャンプ場として開設される前から
何度か訪れていたのですが、
冬場に訪れた事はなく、
ここに冬訪れてみるというのも、
今回の撮影旅行の目的の一つでした。
ただ、展望台まで行けるとは
思わなかったので、意外でした。
雪が少なく土が所々見えていて
本来の冬の風景とはいい難いかも
知れませんが、そのおかげで
写真的には少し面白い感じになった
かなと思っています。

さて、現在横浜みなとみらいにある
パシフィコ横浜で開催されている
CP+2014、その一角で開催されている
御苗場写真展に今回も
出展させて頂いております。
今回は雪の写真を2枚+1枚
展示しております。
今回の御苗場は、今までのように
展示ホールの一角ではなく、
2Fのアネックスホールという、
個別のホールでの開催となりました。
今までのように企業ブースを見た流れで
見に来るということがなくなったので、
初日だけで見ると来場者は目に見えて
減りましたが、その分「御苗場の写真を
を見るために来る」という人だけが来る事により、
雰囲気が格段によくなり、
また、ステージから見ると360度展示に
囲まれているので、とても居心地のいい空間に
なっているような気がします。
じっくり写真を見るには、今回はお勧めです(笑)。
私は今回雪の写真を2枚+1枚展示
させていただいております。
ブース番号は002です。
CP+にお越しの際は、ぜひ2Fの
アネックスホールにも足をお運びください。

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